日本漢方養生学協会

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漢方・薬膳へのきっかけは震災でした

1995年1月17日を境に、私の天敵は「風邪をひくこと」になりました。震災の中で肺炎になったことで後遺症が残ったのです。「ゴホッ」と咳が出た瞬間から、私には胸を締め付けるような激痛へのカウントダウンが始まります。お守りのような咳止めの数々を眺めながら、お医者さんが言っていた一番の治療法「風邪をひかないこと」を思い出し、色々と調べるようになりました。それが漢方・薬膳への道の始まりです。

私が私の主治医になれる

健康維持や病気の予防と治療を知ることで、私が私の主治医になれると気づいたのです。勉強していく中で「なぜ肺炎になったのだろう?」と思うようになりました。震災直後、倒壊した建物から出る粉塵にまみれながら、探し出したお菓子やパンでしのぎ、温かい食事ができたのは何日目だったのだろうか。災害直後の過ごし方や食事次第でその後が変わるのかもしれない。薬膳の知恵で少しでも状況が良くなるようにと考え「避難袋に入れたい薬膳食材」「薬膳アレンジ災害食レシピ」を備えるようにしました。薬膳食材は軽くて日持ちもするので、保管や持ち運びに便利。さらに避難時のストレスや冷え、栄養不足をサポートできるので災害時に適した食材だと思います。おススメのレシピをご紹介しますので、皆さんも役立ててみてください。

おすすめ薬膳防災レシピ

「体力温存五行粥」

①レトルトのお粥に味噌(即席お味噌汁のチューブ)とスキムミルクを入れる
②乾燥野菜ミックス(水戻しできるもの)を混ぜて柔らかくなるのを待つ
③サクラエビ・白黒ゴマ・クコの実をトッピングし七味唐辛子をかける
★ミルクは肺や胃腸を潤し、滋養強壮効果があります。
サクラエビは腎(生命力、生殖、泌尿器など)を補うので、避難先で寝不足ぎみで疲れた体をサポートします。

「トマト缶ですぐできる!簡単スープ」

①トマト缶(ダイスカット塩分なし)に粉末スープの素を入れる
②棗片・陳皮・高麗人参など入れる
③梅干し・ラッキョウをつぶし入れ、ハチミツを加える
④具材として乾燥野菜ミックス・クコの実・お麩・うずら卵を入れる
★トマトは肝熱(ほてり)をさまし、食積(消化促進)をしてくれるのでストレスによる食欲不振をサポートします。らっきょうは気と血を巡らし、不安感と冷えを取り除きます。
ただしトマトは涼性なので、朝鮮人参などの具材で温性のものを加えましょう。
※火が使える環境になった時には必ず温めて食べましょう。

細江桂子 さん

<日本漢方養生学協会認定>
漢方スタイリスト,養生薬膳アドバイザー,漢方上級スタイリスト

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